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健康コラム

加藤皓章の健康観・養生的な医学知識・運動トレーニングなど代替医療の

エキスを皆様にコラムという形で提示しております。


No.027 マザータッチング (2007年2月8日掲載)


幼い頃、母の背におんぶされ、母の唄う子守唄や話し声が、胸、お腹

全体にジワァー・・・ブウァー・・とバイブレーションのように響いていつ

の間にか気持ちよく眠っていった記憶がある。

風邪で寝込んだり、中耳炎になったり、捻挫したり、お腹が痛くなった

時、看病してくれた母の優しい声、手のぬくもりやあの温かい母の背

中がいつとはなしによみがえるのは私だけではないだろうと思う。母親

の愛の形、マザータッチンングの重要性が叫ばれつつある。

私は鍼灸師という職業柄、「小宇宙である人間の身体」の不可思議さ

を最近とくに感じている。声を出している患者さんの背中に手をおくと

ダイレクトに声の振動波動が伝わってくる。声の質、心の変化で微妙

に手に感じる波動の違いもわかるようになってきた。おそらく患者さん

も私の声を私の手を通して微妙に感じ取っているに違いない。

身体の水分は幼児で80%、成人で70%、老人で60%となっている。骨や

水は空気より驚くほどダイレクトに大きく振動を伝えることが出来る。

胎児である赤ちゃんは妊婦であるお母さんの声、心音(鼓動)をお腹

の中で、「体感音響振動」という形で母の愛や様々な母の情動を感じ

取っている。また幼児期は水分80%から考えても人生で一番環境(親、

兄弟などすべて)の波動を受けやすいことになる。「三つ子の魂百ま

で」という諺もそれを如実に物語っているといえるだろう。

親の躾、家庭教育のなかでの慈愛が、子供の「品格」「人生」に大きく

影響していくことは間違いない。やはり母のマザータッチングに勝る癒

しと治療はないと思う。

私の理想は自分の手のぬくもりをマザータッチングに限りなく近づける

ことだと思っている。




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