整体と気
整体の基本は、東洋医学的な発想です。体の基礎から改善していくことが大事で、そのため
には日常生活、精神状態、食事などを重視します。例えば食事を例に取りますと、春のタケノ
コーゼンマイーワラビなどは、夏を迎える胃腸作りに、夏のスイカは疲れた腸をリフレッシュ
させる役目があります。このように人間の体は自然と密接な関係をもっているのです。
暑い国では、暑さに耐えられる体を作るための食物を大自然が用意してくれています。日本
に話を戻せば、四季折々の旬の食物は、その季節の日本人にとってもっとも必要とされている
食物なのです。夏の暑さにへばり、冬の寒さに震える、この感覚こそが人間の健康にとって重
要なことなのです。
このことは、人間が大自然のサイクルの中で生きることの大切さを我々に教えてくれます。
東洋医学では、大自然のサイクル、エ不ルギーを。気”という言葉にしています。
実は私個人としては。気”とか。気功”という言葉をあまり使いたくないのです。なぜなら
ば、気功と称した「インチキ」が世の中にあふれているからです。
それにも関わらず、私は大自然のエネルギーを感じないわけにはいきません。この気を、人
間の体内に円滑に流すこと、これこそが整体の重要要素なのです。